スカイ・ラウンジ

スカイ・ラウンジ

 

 

いつも あなたとここに 来る時は晴れていたわね

そして今日も 遠い都会(まち)が見える

 

足を組んだあなたの 横顔覗きこめない

そう云えば 久しぶりね こうして会うのは・・・

 

時の流れは不思議ね

あなたは黙って タバコを点ける

窓の外にはゆっくりと通り過ぎる

都会(とかい)のパノラマ

 

 

カップにも手を付けずに 黙ったままネクタイを緩め

着慣れない 青いスーツ 脱ぐね

 

「いつか話した夢さえ もう諦めたよ」と

力なく笑ったの 午後5時のスカイラウンジ

 

あなたは昔を切り捨て

そして私さえ 忘れようとしてる

二度目のタワーが あなたの背中越しに

今消えてゆくわ・・・

 

時の流れは不思議ね

私はあの日と変わらないまま

夕陽集めるビルたちが だんだん滲んで

見えなくなるわ・・・

 

 

いつも あなたとここに 来る時は晴れていたのに

そして今日も 晴れていたはずなのに・・・